プラスチック加工なら樹脂加工屋の【三友彫刻工業所】 | PI

プラスチック加工なら樹脂加工屋の【三友彫刻工業所】

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PI(ポリイミド樹脂)

特長 注意点
  • 耐熱性に優れる(連続288℃、断続480℃)
  • 極低温(1K以下)でも使用可能
  • 無潤滑でも極めて高い耐磨耗性を維持
  • 加工性に優れ寸法安定性がよい
  • 絶縁耐力22KV/mm
  • 真空下で耐ガス放出性に優れる
  • 耐薬品性に優れる
  • 難燃性で耐放射線性も良い
  • 高価である
  • 硝酸、アルカリに侵される







PIレーダーチャートポリイミドパイプ切削加工品樹脂切削加工品プローブポリイミド切削加工品ロッドポリイミド円盤切削加工品ポリイミドコイン切削加工品ベスペルCP-8000
  • PIナチュラルグレード
  • PI無潤滑摺動グレード
  • PI低摩擦係数グレード
  • PI低熱膨張グレード
  • PI真空中摺動グレード
  • PI軟質金属摺動グレード
  • PI磨耗強化グレード
  • PIグラファイト+炭素繊維配合グレード





 

単位

ASTM

試験方法

ポリイミド

透明性

 

 

比重

 

D792

1.36~1.43

引張強さ

MPa

D638

73~118

破断時伸び

D638

8.0~10.0

引張弾性率

MPa

D638

2100

圧縮強さ

MPa

D695

207~276

曲げ強さ

MPa

D790

131~198

衝撃強さ アイゾットノッチ

J/m

D256

80

硬さ ロックウェル

 

D785

E52~99

硬さ ショア

 

D2583

線膨張率

×10-5/℃

D696

4.5~5.6

荷重撓み温度1.81MPa

D648

277~360

耐熱温度(連続)

 

1K以下~288

体積抵抗率

Ω・cm

D257

絶縁破壊強さ

kV/mm

D149

22

誘電率

106Hz

D150

耐アーク性

sec

D495

吸水率(24h)

重量%

D570

0.24

燃焼性

mm/min

D635

耐酸・耐アルカリ性

 

D543

耐溶剤性

 

D543

【引用資料】「プラスチック読本」(2014)プラスチックス・エージ発行

  • 丸材に比べて板材は高価な感じがしますが、どうしてですか?
  • 板材は国内で生産していない為、米国からの輸入品となります。それに対し、丸材は国内生産品になるので少なからず影響があるのではないでしょうか。また、ベスペルに限ったことではありませんが、一般的に板材より丸材の方が安価な傾向があります。

  • ベスペルも耐熱温度を超えるとドロドロになるのですか?
  • ベスペルは融点あるいはガラス転位点をもたないので、耐熱温度を越えてもドロドロになることはありません。この為、耐熱限界温度を越えても急激に物性が変化することがありません。また、ガラス転移点を持たない故、射出成形などで、安易に成型することが出来ずに非常に高価になってしまいます。ベスペル以外のポリイミド系の材料はこれに該当しません。

  • SP-21ですが、白い布で拭くと布が黒っぽくなります。色落ちしているのですか?
  • ベスペルSP-21はグラファイトを15%添加したグレードですが、この添加されたグラファイトが布や手を多少黒っぽくします。鉛筆で紙に一生懸命に字を書いた後、ふと、鉛筆を持っていた手の甲を見ると黒くなっていた、という経験はありませんか?あれと同じ感じです。

  • たいへん値段の高い材料ですが、実際にどのような使われ方をしているのですか?
  • 高温に長時間さらされる部分や、長期にわたりメンテナンスフリーを望まれる部分に使用されることがたびたび見受けられます。

  • 値段の高い材料ですが、べスペル部品を廃棄する際にリサイクル材として買い取りしてもらえないですか?
  • ベスペルには融点やガラス転移点が存在しないので、粉末冶金法や圧縮プレス法で製造されています。その為、端材や廃棄材を回収しても再生リサイクルすることが出来ません。

  • 製作数が多く材料代が高額になりそうです。安くできる方法はありませんか?
  • メーカー対応になりますが、成型品にて量産対応可能なようです。因みに製造方法が異なる為、成型品よりも板材、丸材の方が物性値は優れます。

  • ベスペルにマーキングしたいのですが、炭酸ガスレーザーと彫刻のどちらが適していますか?
  • ベスペルへのマーキング関しましては基本的に彫刻のみ対応しています。ベスペルにレーザーマーキングした場合は、マーキング部分に煤が発生するのでデスミア処理などで煤の除去が必要になります。また、SP-21などのグラファイト添加グレードに関しては、レーザー照射の際にレーザーアブレーションによりカーボンナノチューブ等の副産物が発生します。この時発生するカーボンナノチューブはアスベスト以上の危険性を指摘する声もあがっているので加工のみならず、取り扱いにも十分注意が必要です。

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