PP(ポリプロピレン)
特長 | 注意点 |
---|---|
|
|
ポリプロピレン(PP) |
単位 |
ASTM 試験方法 |
PP非強化 |
コポリマー |
|
---|---|---|---|---|
透明性 |
|
半透明~不透明 |
― |
|
比重 |
|
D792 |
0.90~0.91 |
0.89~0.91 |
引張強さ | MPa |
D638 |
31~41 |
27~38 |
破断時伸び | % |
D638 |
100~600 |
200~500 |
引張弾性率 | MPa |
D638 |
1100~1600 |
900~1300 |
圧縮強さ | MPa |
D695 |
38~55 |
25~55 |
曲げ強さ | MPa |
D790 |
41~55 |
34~48 |
衝撃強さ アイゾットノッチ | J/m |
D256 |
22~75 |
59~75 |
硬さ ロックウェル |
|
D785 |
R80~102 |
R65~96 |
硬さ ショア |
|
D2583 |
- |
D70~73 |
線膨張率 | ×10-5/℃ |
D696 |
8.1~10 |
6.8~8.5 |
荷重撓み温度1.81MPa | ℃ |
D648 |
49~60 |
54~60 |
耐熱温度(連続) | ℃ |
100 |
100 |
|
体積抵抗率 | Ω・cm |
D257 |
>1016 |
― |
絶縁破壊強さ | kV/mm |
D149 |
24 |
24 |
誘電率 | 106Hz |
D150 |
2.2~2.6 |
― |
耐アーク性 | sec |
D495 |
136~185 |
― |
吸水率(24h) | 重量% |
D570 |
0.01~0.03 |
0.03 |
燃焼性 | mm/min |
D635 |
ゆっくり燃える |
― |
耐酸・耐アルカリ性 |
|
D543 |
酸化性酸に侵される |
― |
耐溶剤性 |
|
D543 |
80℃以下では耐える |
― |
【引用資料】「プラスチック読本」(2014)プラスチックス・エージ発行
- イームズチェアのような、自分でデザインした椅子をPP(ポリプロピレン)で製作してもらうことは可能ですか?
- 製作を希望されているような椅子は、射出成型で製作されたものだと思います。プラスチックの切削部品加工に特化している弊社では、射出成型は専門外となっております。一部、接着・曲げ加工にも対応はしておりますが、部分的なものとなっております。規格材を切削しての製作になりますので、もし、このような大型の製品の場合、ご希望のサイズに合う大きさの規格材を見つけるのが困難となります。よって申し訳ありませんが、弊社で対応することはできません。
- 溶接でPP(ポリプロピレン)製の椅子を製作していただいて、屋外に置きたいのですが可能ですか?
- PP(ポリプロピレン)を溶接加工で”椅子のような形状”に製作することは可能です。しかし、溶接した箇所は大変弱いです。椅子としての機能を果たすことは困難だと思います。また、PP(ポリプロピレン)の素材自体が、耐候性に難があるため、屋外での使用には適しません。弊社では対応できませんが、素材に拘らないのであれば、FRPでの製作をお勧めします。
- 自身で特許を所得した物を作りたいのですが、PP(ポリプロピレン)で試作製作することは可能ですか?価格は百円ショップで売られているような値段が希望です。
- 百円ショップで売られている物に限らず、一般に流通している工業製品の多くは、企画開発段階で相当な予算を注ぎ込まれているのが常です。ましてや、世に二つと無い画期的な商品であれば先行投資する価値は充分にあるはずです。百円ショップで売られている価格の10倍、20倍の価格で企画開発費がまかなえる程、あなたの発明品は陳腐ではないはずです。