PVDF
| 特長 | 注意点 |
|---|---|
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単位 |
ASTM 試験方法 |
ポリビニリデンフルオライド |
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|---|---|---|---|
| 透明性 |
|
透明~不透明 |
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| 比重 |
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D792 |
1.77~1.78 |
| 引張強さ | MPa |
D638 |
25~50 |
| 破断時伸び | % |
D638 |
10~600 |
| 引張弾性率 | MPa |
D638 |
1400~2500 |
| 圧縮強さ | MPa |
D695 |
55~69 |
| 曲げ強さ | MPa |
D790 |
67~94 |
| 衝撃強さ アイゾットノッチ | J/m |
D256 |
133~160 |
| 硬さ ロックウェル |
|
D785 |
R79~83,85 |
| 硬さ ショア | D2240 |
D80~82 |
|
| 硬さ バーコル |
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D2583 |
D65~70 |
| 線膨張率 | ×10-5/℃ |
D696 |
7.0~14.2 |
| 荷重撓み温度1.81MPa | ℃ |
D648 |
84~118 |
| 耐熱温度(連続) | ℃ |
150 |
|
| 体積抵抗率 | Ω・cm |
D257 |
1014 |
| 絶縁破壊強さ | kV/mm |
D149 |
10~11 |
| 誘電率 | 106Hz |
D150 |
6.4 |
| 耐アーク性 | sec |
D495 |
50~70 |
| 吸水率(24h) | 重量% |
D570 |
0.03~0.06 |
| 燃焼性 | mm/min |
D635 |
自消性 |
| 耐酸・耐アルカリ性 |
|
D543 |
発煙硫酸に侵される |
| 耐溶剤性 |
|
D543 |
耐える |
【引用資料】「プラスチック読本」(2014)プラスチックス・エージ発行
- タンパク質を調べる時にPVDFを使うと聞いたのですが・・・
- タンパク質を検出するのにウェスタンブロッティング(western blotting)という方法があります。これは、電気泳動で分離したタンパク質を膜に転写した後、抗体を利用して目的のタンパク質のみを検出する手法なのですが、この時にタンパク質を転写する膜にPVDFが利用されています。
- 同じフッ素樹脂のPTFEと比較してPVDFはどこが優れていますか?
- PTFEと比較すると耐薬品性に劣り、発煙硫酸、100℃以上の苛性ソーダ、アセトン、酢酸エチル、DMF、DMA、ケトン、エステル、環状エーテル、アミド類、その他極性溶剤に対して軟化や溶解が発生します。耐熱面でも連続使用温度が130℃とPTFEの260℃に及びません。すべり特性、非粘着性でも幾分劣りはしますが、フッ素樹脂の中で最高の機械的強度や衝撃強度を持ち、射出成型や溶接が可能であることなど優れた加工性を有しています。
- PVDFで濾過フィルターを作りたいのですが、御社で可能ですか?
- フィルターのメンブレン、中空糸などは弊社で製造出来ません。PVDF製シリンジフィルターは既製品が簡単に入手できるので、既製品を上手に使ってみては如何でしょうか。






























